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For Immediate Release: Tuesday, December 15, 2020

アメリカ合衆国国勢調査局、2020年人口動態分析を発表 人口推定

Press Release Number CB20-CN.133 Japanese / 日本語

合衆国の人口規模を推定する数字 2020年国勢調査とは別の調査

2020年12月15日:アメリカ合衆国国勢調査局は、2020年4月1日現在の合衆国の人口推定(少、中、多)をまとめた「2020年人口動態分析」を発表しました。人口動態分析では、2020年国勢調査のように世帯から回答を回収するのではなく、現在および過去のバイタル統計のデータなどを用いて、米国の人口規模を推定します。人口動態分析は、2020年国勢調査の最初の結果が発表される前にこれらの推定を発表し、公式の国勢調査数と比較するための別の人口の指標を提供します。

人口動態分析は、2020年4月1日における米国の人口規模について、人口に関する様々な仮定に基づく3つの異なる推定を行っています:

2020年4月1日現在の米国の人口の推定の2020年人口動態分析

330,730,000

332,601,000

335,514,000

国勢調査局の副局長兼最高執行責任者であるロン・ジャーミン博士は、「国勢調査局は、業務の質を確保するために多大な努力を行っています」と述べました。「人口動態分析は、2020年国勢調査人口推定の完全性分析に役立つ貴重な資料です。」

人口動態分析の推定は、現在および過去の出生・死亡記録や、国際間移動に関するデータ、メディケア記録を使って作成されます。この範囲は、推定の作成に使用された入力データおよび方法の不確実性を説明しています。

例えば、出生と死亡の推定は非常に正確で瑕疵の無い米国人口動態記録制度に基づいているため、比較的正確なものとされています。しかし、国際間移動の推定作成用の業務記録が利用できないため、国際間移動の推定にはより大きな不確実性があります。国際間移動を推定には、アメリカ合衆国国勢調査局の全米コミュニティ調査 (American Community Survey) などのデータが代わりに使用されています。

人口局の人口動態分析担当上席技術専門家のエリック・ジェンセンは、「私達は、人口動態分析に現在および過去の業務記録や調査データなどの既存のデータを利用することで人口の規模を推定できます。」と述べました。また、「人口動態分析については1960年国勢調査以来私達が行っていますが、方法だけでなく利用可能な業務記録の改善によっても、推定は徐々に改善しています。」とも述べています。

2020年国勢調査の最終結果を2020年人口動態分析の 推定と比較することで、年齢、性別、幅広い人種、およびヒスパニック系群ごとの潜在的な推定正味カバー率エラーを算出します。2020年人口動態分析推定の正味過大・過少数についての報告書は、2021年に公開される予定です。

加えて2021年および2022年には、新たに3つの実験的な推定 (英語のみ) の作成を予定しています:

  • 2021年の0歳から39歳までのヒスパニック系および非ヒスパニック系の男女別人口推定(本日発表の0~29歳の統計から拡大)。
  • 2022年には、幼児(0歳から4歳まで)の推定が初めて州 (state) と郡レベルで発表されます。これらの推定には、地方管轄区域からまだ入手できない最新の出生記録が取り入れられます。
  • 2022年の、白人、黒人またはアフリカ系アメリカ人、アメリカンインディアンおよびアラスカ原住民、アジア系、ハワイ原住民およびその他太平洋諸島民、複数の人種、およびヒスパニック系別の、0歳から17歳の人口の推定。これらの推定には、2003年以来の出生・死亡記録にある人種詳細が取り入れられます。

人口動態分析の推定は、国勢調査のカバー率測定に使用される2つの方法の1つであり、過少ないしは過大に計数された人口群の理解に役立ちます。もう一つの方法は 計数後調査 (英語のみ)のデータを使った国勢調査局独自の調査で、2020年国勢調査で過少ないしは過大に計数された人間や住宅ユニットの数を推計する「カバー率測定プログラム」です。計数後調査によるカバー率推定は、2021年11月を予定しています。

国勢調査局は、法定期日である2020年12月31日にできるだけ近い日に完全で正確な州 (state) 人口数を提出するため、2020年国勢調査データの処理に懸命に取り組んでいます。

人口動態分析の重要な点

2020年人口動態分析では、米国の総人口推計に加えて、年齢、性別、幅広い人種、およびヒスパニック系の群別の全国レベルの推定も扱っており、2010年に発表されたものと比べ今年は年齢の詳細が拡大されています。

具体的には、以下にあてはまる人数についての推定が発表されています:

  • 0歳から85歳以上の男女別に見た黒人単独/非黒人単独。
  • 黒人単独または非黒人単独との組み合わせ、または男女別ないしは0歳から85歳以上の年齢(2010年人口動態分析では0歳から29歳までに拡大)。
  • 0歳から29歳までの性別によるヒスパニック/非ヒスパニック系(2010年には0歳から19歳までに拡大)。

限られた人種詳細についてしか推定できないのは、時とともに変化してきた歴史的な人種記録や人種測定に頼っているためです。

本日発表されたその他の重要な点には、低、中間、高い推定が含まれています:

  • 米国人口の年齢中央値は、それぞれ38.4歳、38.5歳、38.7歳と推定されています。
  • 黒人単独で推定される米国の人口に占める割合は、それぞれ13.4%、13.7%、13.9%でした。
  • 黒人単独または他の人種との組み合わせで推定される米国の人口に占める割合は、それぞれ14.9%、15.1%、15.4%でした。
  • 総人口に対する性比(女性100人当たりの男性数)は3種とも98.1となりました。30歳未満の人口に対する性比は、低が104.2、中間および高が104.3となっています。
  • 30歳未満の人口については、ヒスパニック系と推定される割合はそれぞれ23.0、24.6、26.0でした。人口動態分析では、ヒスパニック系出身者の選択肢が1990年代まで出生・死亡記録で広く利用されていなかったため、ヒスパニック系出身者別の人口推計値は全年齢を対象に作成されていません。

人口動態分析はこれらの人口統計区分の全国人口のみを推定しているため、その推定は州州 (state)、市、郡、国勢統計区、ブロックレベルの人口を示す、より詳細な2020年国勢調査データと比較することはできません。

完全な表は、2020年の人口動態分析のホームページ (英語のみ)に掲載されています。

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pio@census.gov

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